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WEB広告代理店の最強14社。Google広告とLINEヤフー広告の認定ランクより。

【2024年度】WEB広告代理店運用広告部門BEST14社

WEB広告代理店への転職を考えている人にとって、業界の情報を知ることは重要です。

しかし、売上を開示していない企業もあれば、広告業務以外も含んだ会社全体の売上しか分からない企業もあって、なかなか広告代理店の力量を図ることができません。

この記事では、Google広告とLINEヤフー広告の認定ランクを基にしたWEB広告代理店14社を紹介します。特に、Google Partnersプログラムの「Premier」認定や、LINEヤフー Sales Partnerの「Premier」にランクインしている企業に注目しています。

最強のWEB広告代理店の14社はこれだ

まずは、選出した企業の名前を一覧でご紹介します。

  • 株式会社サイバーエージェント
  • 株式会社電通デジタル
  • アイプロスペクト・ジャパン株式会社
  • 株式会社イーエムネットジャパン
  • 株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ
  • 株式会社オプト
  • 株式会社CARTA COMMUNICATIONS
  • GMO NIKKO株式会社
  • 株式会社セプテーニ
  • ソウルドアウト株式会社
  • 株式会社DYM
  • 株式会社デジタルアイデンティティ
  • トランス・コスモス株式会社
  • 株式会社ワンスター

これらの企業は、広告運用における高度なスキルと実績を持ち、業界で高い評価を得ています。


最強14社の選定基準

Google PartnersプログラムとLINEヤフービジネスの上位認定ランク

GoogleとLINEヤフー広告でどちらも上位の企業を調べてみたよ。

今回転職ギルドで選抜したWEB広告代理店の最強14社は、次の2つの基準で選びました。それは、GoogleとLINEヤフー双方の広告取扱で「どちらでも」最上位に位置に入っていることです。

  1. Google Partnersプログラムの「Premier」認定
    年間の実績、利用金額、認定資格の3つの要件を満たした上で、以下の要因を加味して参加代理店の上位3%に付与される、Google Partners プログラムの最上位ステータスです。

    上位 3% の参加代理店を決定する要因。
    1.既存クライアントの成長率
    2.新規クライアントの成長率
    3.クライアントの維持率
    4.サービスの多様化
    5.年間の利用(Google広告等への投資)額
  2. LINEヤフー Sales Partnerの「Premier以上」認定
    LINEヤフーが提供するサービスの導入や広告出稿の支援を行う豊富な実績があると認められたパートナーです。

    このうち特に優秀なSales Partnerは、LINEヤフーが定める認定基準に従って「Premier」/「Select」/「Certified」に認定されます。尚、「Premier」に選定されている企業は、LINEヤフー広告商品の取扱高が10億円以上となっています。

選定基準の注意点

ランキングは主にGoogle広告とLINEヤフー広告の評価を基にしています。ただし、以下の点に注意が必要です。

  • 他のWEB広告媒体での評価は含ま
    Meta広告(旧Facebook広告)、X(旧Twitter広告)、TikTok広告など、他のプラットフォームでの実績は選定に含まれていません。
  • 会社全体のブランド価値は考慮せず
    WEB広告運用以外の事業や総合的な評価は、今回の選定に考慮していません。

あくまで、GoogleとLINEヤフー広告という2つの視点から見たWEB広告代理店の評価として参考にしてください。

最強のWEB広告代理店14社の会社紹介

サイバーエージェントは14社の中でも、Google広告のPremierかつLINEヤフーの唯一の最上位ランク認定されているため、別格の1位評価です。
※サイバーエージェント以外は表記の順番に意図はありません。ランキングを意図したものではありません。

株式会社サイバーエージェント

1998 年の創業以来、インターネット広告事業を展開しており、広告効果最大化を強みに国内トップクラスの規模を誇ります。言わずとも知れた、この業界のリーディングカンパニーです。

LINEヤフーBusinessの認定パートナーの中では、Premierより上の「Premier(最上位)」を唯一獲得している代理店です。つまり、ナンバーワン代理店となります。

現在は、広告販売にとどまらず、AI を活用したテクノロジーや3DCG等の最先端技術を駆使したクリエイティブ制作、新たにDX事業にも参入、各業界の大手企業との協業を拡大しDX推進に取り組んでいます。

株式会社電通デジタル

電通デジタルは、広告業界の巨人「電通」のデジタル特化型子会社。クライアント企業と社会・経済の「変革と成長」にコミットする総合デジタルファームです。

「トランスフォーメーション」「テクノロジー」「クリエイティブ」「コミュニケーション」の4つのサービスを展開し、国内外のグローバル企業に統合的なサービスを提供しています。

事例や採用情報を見ると分かるのですが、顧客体験(CX)を軸とした顧客接点の全体設計ができる力を求められます。単に広告運用が得意というわけではなく、上流から下流までの支援ができるのが特徴です。

アイプロスペクト・ジャパン株式会社

アイプロスペクト・ジャパン株式会社は電通ジャパン・インターナショナルブランズの1社です。

日本においてカラ・ジャパン株式会社、アイプロスペクト・ジャパン株式会社、dentsu X Japan株式会社、電通インターナショナル・ジャパンオフィス株式会社で構成されるブランド企業の1社です。

世界的な広告代理店ネットワークの日本支社にあたり、検索広告やパフォーマンスマーケティングに特化したサービスを提供しています。外資企業のクライアントが多いため、英語力が採用において求められます

株式会社イーエムネットジャパン

2018年9月に東証マザーズ(現・グロース市場)に上場、2021年6月からソフトバンクグループの一員となったイーエムネットジャパン。

Meta、Google、Yahoo!JAPAN、LINE等の広告媒体を駆使し、クライアントのマーケティング課題を解決します。大型案件を担当する機会もあり、実力次第で20代のうちにマネージャーや管理職につくことができる環境です。

担当全員が「Yahoo!プロモーション広告」と「Google AdWords」の認定資格保持者であり、YahooとGoogle広告の基礎からしっかりと学びたい方にはうってつけの会社と言えるでしょう。

株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ

2024年現在、総合広告代理店グループの売上ランキング4位のADK(アサツーディ・ケイ)のグループ会社です。デジタル部門として、マーケティング戦略と広告運用を融合させた総合的な提案を行います。

マスからWEBまで統合したマーケティングの提案を得意としています。そのため、組織体制に特徴があり、デジタル広告の担当もマス広告の担当もワンフロアに集まり、コミュニケーションを密にとりながら業務を進めています。

同社を受けたい場合は、マスマーケティングもWEBマーケティングも、どちらも究めたいという思考の方が向いているでしょう。

株式会社オプト

日本におけるデジタル広告代理店の最古参の一角で、オプト社は外せません。現在は、デジタルホールディングスの傘下です。デジタルを軸に、LTVマーケティングを掲げ、広告運用からCRM支援などを得意としています。

オプトをのことを知るには、デジタルホールディングス内にある沿革とオプト創業物語は必ずチェックしましょう。オプト生みの親の鉢嶺登さんが書いた創業ストーリーが生々しく記載されています。

特記すべきは、今回14社の選定にも入っているソウルドアウト社をオプトが子会社に持っていた(今は違いますが)という点です。そういった会社の歴史も頭に入れておくと、WEB広告代理店の勢力図を頭に入れやすくなるでしょう。

株式会社CARTA COMMUNICATIONS

1996年に電通とソフトバンクの合弁事業としてサイバー・コミュニケーションズとして創業。2021年7月1日に社名をCARTA COMMUNICATIONS Inc.(略称:CCI)に変更し、新たなスタートを切っています。

現在は親会社がCARTA HOLDINGS、CARTA HDは電通グループのため、CARTA COMMUNICATIONSは電通グループの孫会社のような資本関係となっています。

500の広告会社・1500媒体膨大なネットワークを保有し、博報堂グループを除けば主要な広告代理店やメディアとパイプがあるのが強みと言えます。統合マーケティングよりも、WEB広告に強い印象があります。

GMO NIKKO株式会社

渋谷に拠点を構え、GMOインターネットグループの一員として、デジタル広告運用を主力としながら、Web制作やマーケティング支援も手掛けます。前身となる有限会社日広が1992年に設立され、2008年にGMOインターネットグループ入りしています。

クチコミからの抜粋とはなりますが、やはりGMOインターネットグループということもあり、対外的な信用度は体感値レベルで高いようです。しかし、自社開発の広告製品の販売比重が高くないようで、そのあたりが伸びしろなのかもしれません。

一方で、年2回GMOアドパートナーズ連結内にある部署・職種への異動を立候補してジョブチェンジできる人事制度や、フィットネスやマッサージスペースがあるなど、就業環境としてはトップクラスで恵まれている点は見逃せません。

株式会社セプテーニ

リクルート出身の七村守さんが1990年に立ち上げ、2000年頃からインターネット広告を扱う、WEB代理店の中でもかなり老舗代理店の一角です。2021年に親会社のセプテーニHDが電通グループ入りしており、電通グループの孫会社といえる存在です。

2018年よりAI(機械学習)によるアクション予測モデルを用いた広告配信最適化ソリューション「Precog」の提供を開始するなど、独自の広告配信システムの開発などには余念がありません

WEB広告領域で進化を進めるセプテーニですが、電通グループ入りしたことで電通との協業案件も増えており、より大規模な統合案件も増えてきており、今後の成長が楽しみな企業となっています。

ソウルドアウト株式会社

ソウルドアウトは2009年にオプト社の100%子会社として設立され、2022年に博報堂DYグループへ入っています。

地方を含む日本全国の中堅・中小企業の成長支援をデジタルマーケティング、ソフトウェア、メディア制作・運営、DXの領域で展開しているのが一番の特徴です。

デジタルマーケティング支援では、手軽に取り組めるネット販促手段の提供から、PR(動画・SNS)や製品開発(D2C)、広告業務DX支援では広告会社向けに、デジタルマーケティングに関連する業務を効率化・自動化するためのツールやサービスを提供しています。

成果報酬型LINEマーケティング支援サービス「SO ヨビコミ For LINE」や店舗集客支援サービス「ライクル」など、ソウルドアウト発の支援があるのも強みとなっています。

株式会社DYM

DYMは2003年に設立された、今回ピックアップした14社の中では後発の企業となります。後発でありながらGoogle、LINEヤフー広告での上位ランク獲得を果たしており、14社の中では勢いは最も高い企業と言えるかもしれません。

口コミを見ていくと、「採算意識を持たせる社風があるため、20代に成長環境を求めるには適している」といったコメントが目立ちます。実績を上げれば、マネジメントチャンスはすぐに訪れるようです。一方で、競争環境のようなので、そこは事前に認識が必要でしょう。

事業としては主にWEB、人材、医療の主に3つが主軸となっています。WEBに関してはまだ運用支援が強い印象がある企業です。これから独自性を打ち立てていくことになると思われます。

株式会社デジタルアイデンティティ

デジタルアイデンティティは独立系の株式会社Orchestra Holdingsの100%子会社であり、グループの中核会社です。2009年に前身の会社が設立され、2012年にデジタルアイデンティティ(初代)となっています。

同社を理解するのに特徴的な情報は、企業理念の「無双」です。世の中で唯一無二の存在になりたいという希望が込められています。また、「~社会に愛され、社員に愛され、未来を創る~」という表記もあり、社員に愛されるという表現が素敵だと感じています。

サービス内容に関しては、デジタルとSEOに注力している様子が伺えます。デジタル広告やSEO、マーケティングDX、WEB制作、SNS、コンテンツ制作、CMO(マーケティング代行)など、デジタルを中心としたサービス提供を行っています。

トランスコスモス株式会社

はい、やって参りましたトランスコスモスさんです。トランスコスモスはグループ全体でさまざまな事業を展開しており、なかなかWEB広告代理店としての実態が掴めないですよね。

そもそも、トランスコスモスはWEB代理店だったの?という認識の方もいるかもしれませんが、同社のWEB代理店としての規模はとても大きいので必ず頭に入れておくことをおすすめします。

同社はコンタクトセンターの最大手で、大手企業と多数取引があるためそこからWEB広告のニーズを拾っています。そのためナショナルクライアントが多いという特徴があります。デジタル領域だけでなく、EC支援にも力を入れているのが特徴です。

株式会社ワンスター

ワンスター社はファインドスターグループの主力子会社です。14社の中では大手資本に属さない、数少ない独立系のWEB広告代理店です。

一番の特徴は、D2C、サブスク領域に特化してWEBマーケ・広告支援している点です。D2Cはメーカー(生産者)が直接消費者に販売する事業モデルで、サブスクは化粧品通販・健康食品通販・食材宅配といった定額制モデルとなります。

D2Cやサブスク領域特化のため、クライアント支援が成功すれば、その後の、定期的に大きな見返りが期待できるのがメリットとなります。その狙いがうまくハマっているのか、2008年の設立ながら急成長を遂げて現在に至っています。

まとめ

WEB広告代理店の選び方や業界情報を理解することは、転職やキャリア形成において重要なポイントです。一口にインターネット広告代理店と言っても、どの会社を選ぶかによって、自分が得られるスキルや経験値は大きく異なります。

今回はダイジェストで14社をご紹介しましたが、各社はいずれもGoogle広告とLINEヤフー広告の認定ランクに基づいて選ばれた信頼性の高い企業です。評価が高い企業ですのでぜひ覚えておくとよいかと思います。

転職を考えている方は、この記事を参考に、自分のスキルやキャリアに合った企業を見つけてもらえれば幸いです。

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