転職・面接ノウハウ

【転職成功ガイド2024(後編)】内定~入社まで徹底解説!

転職成功ガイド2024(後編)内定~入社まで徹底解説!

さて、転職成功ガイド(中編)では書類選考や企業研究、面接のポイントまで見てきた。後編では内定獲得~入社までの流れや注意点をへ確認していく。内定を貰って一安心したところだったとしても、最後の詰めまでしっかりと行い安心の転職を遂げていこう。

転職活動の9つのステップ

Step1:転職すべきか自問する
Step2:情報収集をする(求人サイトやエージェントに登録)
Step3:履歴書・職務経歴書を作成する
Step4:転職したい会社を探す
Step5:書類選考/カジュアル面談を行う
Step6:企業研究や面接準備を行う
Step7:選考/面接を行う
Step8:内定/条件交渉等を行う ←後編はここから。
Step9:退職交渉~入社


内定/条件交渉等を行う

最終面接に合格できた場合は、内定へのステップへ進むことになる。

企業によっては最終面接合格、稟議中(正式には内定ではなく一歩手前)と言ってくる所もある。一度内定を出してしまうと、よほどのことがない限り取り消しができないため、企業としても稟議が下りるまで慎重なのだ。

そして、内定を正式に貰えた場合、正式なオファーレター/内定通知書を受け取ることが一般的。オファーレターには、職務内容、給与、福利厚生、勤務開始日などの詳細が記載されている。内容を十分に確認し、不明点があれば企業に問い合わせることが大切である。納得のいく条件であれば、迅速に受諾の意志を伝えよう。

内定通知書でチェックしてほしい項目

①賞与に関する項目
賞与に関しては会社ごとに内容が大きく異なる。年収に対する賞与の割合が高い会社もあれば、寸志、あるいは規定上賞与という項目があるが、賞与が実質出ていない会社もある。そのため、実際の賞与の支給想定額は確認しておくべきだろう。

また、賞与の支給タイミングも重要だ。例えば、夏冬の賞与が2回ある会社があるとする。そして、春に入社をしたとしよう。多くの会社は入社2,3か月は試用期間とし、その間に関しては賞与の算定対象に含まないケースが多い。つまり、春に入社した場合、夏の賞与は貰えず、冬の賞与からしかもらえないケースが多いということになる。

入社直後で戦力的に低い状態なので最初の賞与が出ない、あるいは少ないということにはあまり異論はないであろう。ただし、初年度年収に関しては想定ほど貰えない可能性もあるので考慮に入れておいてほしい。

②内定通知書の発行日
転職エージェントを利用している時に関しては、内定通知書の発行日はチェックをしてほしい。あってはならないが、エージェントによっては内定通知書を求職者に渡すタイミングを遅らせている時があるので注意してほしい。そのエージェントが紹介している会社にうまく決まってほしいため、コントロールしている可能性がある。

企業側が渡す日を指定してくる時もあるので、必ずしもエージェントがコントロールしていない時もある。ただ、内定通知書の発行日はチェックしておいて損はないだろう。


オファー面談について

オファー面談は、「内定承諾前」または「内定承諾後」に実施する選考要素のない面談となる。記載の通り、すでに内定が出た状態で行う面談。内定承諾前は条件の確認や疑問解消を目的に行う。内定承諾後は、入社に向けて内定者の不安を取り除き、仕事内容の確認などを目的として行う。

できるなら、オファー面談は事前に聞きたい内容や確認したい項目を企業へ送っておくのがいいだろう。なぜなら、質問内容によってはオファー面談で出てくる担当者が変わるからである。オファー面談当日に質問を投げかけても満足が行く回答を得られないケースもあるからだ。

給与面や待遇、福利厚生を中心に聞きたい場合は人事が適任であろう。仕事内容を中心に聞きたい場合は、配属先の上長が適任であろう。職場の雰囲気を知りたい場合は現場の同僚が適任、という具合だ。あなたがマネージャークラスで経営の話を聞きたいなら、経営陣がオファー面談に呼ばれることもあるだろう。

企業によってはオファー面談を実施しない会社もあるので留意いただきたい。ただ、インターネット系の企業であれば、8~9割近い企業は実施してくれるだろうし、企業の方からオファー面談の話を持ってきてくれるはずだ。

尚、主なオファー面談での具体的な確認事項は主に下記3点となる。

◆条件面のすり合わせ
内定承諾前に実施されるオファー面談の多くは、条件面の擦り合わせを目的とする。面談で入社日や業務内容、待遇などについて説明されるので、譲れない条件があれば交渉を行う。

◆疑問や不安の解消
面接は選考の場なので、気になることがあっても遠慮して聞けなかった内容もあるだろう。仕事内容、勤務時間、給与、評価制度、福利厚生、入社後の働き方、人間関係、将来のキャリアパスなど、内定を承諾するか判断する前に疑問や不安は必ず解消しておくことが大切。

◆入社意欲の確認
応募者の入社意欲や他に選考中の企業があるか確認することもある。ぜひ入社してもらいたい応募者に対しては、同じようなバックグラウンドを持つ社員や現場の先輩社員、役員などがオファー面談に同席し、自社の魅力をアピールして入社意欲を高めようとするケースもある。

不安なクチコミを見ていた場合

Open Workや転職会議、ライトハウスなどのクチコミや会社の評判でネガティブな内容を見つけた場合、どうしたらいいだろうか。オファー面談の場でそのことを訪ねても良いのだろうか。

もこネコ
もこネコ

クチコミサイト見たんだけど、ご飯が毎日カリカリだけって書いてあるニャ。カリカリは飽きたニャ。

あら、それは3年前のクチコミよ。1日2回、乾燥させた鳥のささみフードを出してあげるから心配しないで。

美人事
美人事
お散歩もこ
お散歩もこ

すぐ入社するニャ!今の飼い主よりもいいかもニャ。

クチコミで不安な内容を見つけた場合、むしろ不安な内容をオファー面談で直接聞けるチャンスと思ってほしい。前述の通り、事前に企業に「口コミで不安な内容を見つけたんだけど、その点について聞きたい」とストレートに伝えておくといいだろう。

美人事が言っているように、もしかしたら数年前の口コミで今は解消されている内容かもしれない。あるいは本当のことかもしれない。

クチコミはマイナスな情報の方が書き込みされやすい印象もあるので、鵜呑みにしても良くない。大企業のクチコミの場合は、1,000名いる社員の中のたった数名の情報かもしれない。でも、本当のことも書かれているだろう。やはりネガティブな情報を見ると、これから働く上で不安になる。

尚、もしクチコミサイトを見るのであれば、口コミを書いた人の職種と書かれた時期もチェックするのが良いだろう。企業というのは事業部によって社風はまるで異なる。例えば、デザイナー人が営業の人の口コミを見てもあまり参考にならないだろう。同職種でありかつ新しいクチコミであれば参考にする価値があるだろう。


回答期限について

回答期限をどれくらいの期間で設定するかは企業によってまちまちとなる。これまでの転職ギルドマスターの経験からすると、大別すると1週間以内と2~3週間に設定する企業が半々のように思える。

そもそもなぜ回答期限を切るのだろうか。これは企業側の視点に立つと分かりやすい。

あなたが人事の立場だとして、採用枠が1名の選考を取り仕切っていると想定してみよう。募集に対してスムーズに選考が進み、評価の高いAさんに内定を出したとする。ただし、Aさんは他社でも選考が進んでいるため内定を承諾可否について回答を保留されてしまった。

人事としては、Aさんが入社してくれるか分からないので、他の人の選考を進めたい。しかしながら、下手に選考を進めてBさんに内定を出したとして、AさんとBさん2名から内定承諾が来たら大変なのだ。そもそも採用枠が1名のためだ。

上記みたいなことがあるため、企業側は内定を出す際に回答期限を1~2週間程度で設定してくる。

中には1か月でも2か月でも待ちますよという企業もあるだろう。ただし、こういう企業は稀と思った方が良い。回答期限は1~2週間と想定したうえで、複数の選考が進んでいる場合は同時期に内定を集中させることを心掛けたい。


回答期限の延長交渉は可能か

結論から言えば、「可能」だ。ただし、回答期限が伸びないことももちろんある。それを踏まえた上で、内定の回答期限の延長交渉を行う場合は、下記の点について注意して交渉をしてほしい。

迅速な対応:
できるだけ早く企業に連絡すること。期限間際に依頼すると、企業側の印象が悪くなる可能性がある。企業としても、内定承諾の返事を今か今かと待っていたのに、ギリギリになって延長要請をされると伸ばしたいと思えなくなる。企業も結局は「人」と思ってほしい。

具体的な理由と意思表示:
延長をお願いする理由を明確に伝えること。例えば、他の企業からの返答待ちや家族との相談が必要など、誠実で理解しやすい内容とすること。他社選考の場合は、可能な範囲で企業名などを添えて、いつごろに選考を控えているなどの開示を行うのが好ましい。

そして、重要なことは〇〇の条件が整えば内定承諾をする可能性があると伝えること。企業としては内定承諾してくれるかどうかも分からない人に対して、回答期限の延長はなかなしてくれない。

適切な期間の提示:
現実的な範囲で延長期間をお願いすること。数日から1週間程度が適切。あまりにも長い期間を要求すると、先述の通り企業側の選考がストップするようなケースもあり、延長をしてくれる可能性は下がるだろう。

感謝の気持ち:
内定をもらったことに対する感謝の気持ちをしっかり伝えること。感謝の言葉があることで、誠実さが伝わりやすくなる。

回答期限延長に関する裏事情

いろいろと注意点を書いたけれども、企業側の視点に立って考えれば、回答期限延長を依頼するときのポイントは驚くほどシンプルに考えられるだろう。

あなたが内定を貰い、人事のAさんに回答期限の延長を依頼したとする。人事のAさんはあなたから回答期限の延長依頼が来たことを、事業部長のBさんや、代表取締役のCさんに報告するわけだ。そして、あなたから〇〇の理由があって回答期限の延長依頼が来ていることを説明し、事業部長と代表取締役に回答期限の延長許可を取るわけだ。

人事の立場からすると、Aさんがどういう事情で内定承諾を迷っているのか分かっていると動きやすい。回答期限を伸ばして内定承諾をして貰える可能性があるのかないのか、上長へや関係部署へ説明しないといけないからね。


オファー条件/年収交渉のポイント

日本人にはあまり馴染みはないが、オファー条件/年収交渉は給与や勤務条件を見直せる大事な機会。自分の市場価値を把握し、具体的な数値や事例を基に、冷静かつ論理的に交渉することで、より良い条件を引き出すこともできる。

転職ギルドマスターもこれまで条件交渉がうまくまとまったケースはいくつも見てきた。ただし、言い値の年収で通るわけでもない。基本的には何らか年収交渉をするための材料が必要だ。年収交渉を行うよくあるケースは下記2つ。

①他社でより良い条件が提示された
この場合は年収交渉をするにしても比較的交渉はしやすいだろう。交渉を持ちかける側としても、御社の方が志望度は高いが、他社で高い年収が提示されて迷っているというような言い方できる。

②提示年収が現職より下がってしまうケース
この場合、交渉は簡単ではない。企業側としては今のスキルや経験を考慮した年収提示をしてきている。他の社員と比較して年収バランスを見て決めているケースもあるだろう。

①の場合は比較的交渉もしやすいだろう。②の場合は、どうやって交渉をしたらいいのか。どこまで交渉できるものなのか。下段の「年収交渉はどれくらい上がる?」を見て確認してほしい。


年収交渉はどれくらい上がる?

仮に年収交渉がうまく行った場合、どれくらい年収が上がる余地があるのだろうか。この回答は、その会社の給与制度に準ずるという回答となる。それはどういうことだろうか?

下記図の「タレント」の年収レンジを見てほしい。それを見ながら説明したい。
※左軸:職位
※3つの色:職位の中の等級

年収交渉ができる給与レンジ

タレントの給与レンジは450-650万円。あなたは、タレントの職位で「中」等級の年収600万円で内定を貰ったと仮定しよう。その場合、年収交渉ができるとすれば650万円までであろう。

年収交渉のセオリー:同一職位の一つ上の等級を狙う。

650万円より上の年収を狙うとなると、「リーダー」のグレードでなければその年収は出ないということになる。リーダーの職位だと、そもそもで任せられる業務内容が異なってくるため、採用基準が異なる。十中八九タレントとしての年収の範囲でしか調整はしてくれないであろう。

前述の通り、年収交渉自体が叶わないケースもあるだろう。年収が上がればラッキーと思って安易に年収交渉すべしとも思わない。ただ、やむにやまれず年収交渉をする場合は、給与の等級などを伺って、そこから合理的に交渉してみるのはありかもしれない。


退職交渉~入社

現職の退職交渉は、円満退社を目指して慎重に行うべき。上司と直接話して退職の意向を伝え、退職日や引継ぎの計画について協議する。引継ぎが円滑に進むよう、ドキュメントを整備し、後任者への指導も行うことが望ましい。最後に感謝の意を示し、良好な関係を維持することが大切である。

できるだけ注意してほしいのが、直属の上司に退職の意思を伝えるようにしてほしいということ。仮に今の社長から直接声をかけて貰って入社したなどの経緯があったとしても、できるだけ直属の上司へ伝えるのが好ましい。

伝えるタイミングも事前にアポイントを取り、朝一番や打ち合わせが入りやすい時間帯を外し、相手へ一定の配慮をするのが好ましい。退職理由について、ある程度建設的に話ができるよう配慮もしておきたいところだ。


退職交渉で慰留をされた場合

慰留をされた場合どうしたらいいだろう。

慰留を受けた時は、改めて転職活動の軸や、動機を向かい合おう。慰留を受けいれて現職に残ったとしても、転職をしたいと思った理由が解消されるのか?自分の転職動機は満たされるのか?自問してみよう。

基本的に、転職ギルドのスタンスは慰留を受けても、断る方(転職する)がハッピーなケースが多いのではないかと考えている。統計などのデータはなくて恐縮だが、転職ギルドマスターの個人的経験や見てきた職場では、一度転職を切り出してきた社員は(自分も含めて)結局転職してしまうのが過半だったからだ。

一時的な慰留のために年収アップや部署替えなど打診されることもあるだろう。しかしながら、慰留するために応急処置を行ったとしても、転職理由の本質的な解消はそんな簡単にされるものでもない。慰留の話に合理的な条件がない限りは、一時の感情の揺れ動きを冷静に見極め、慰留を受けるか断るか判断してほしい。

企業が慰留をしてくる理由3点

①後任の人員がみつからないため
社員の採用は、どれだけ迅速に動いても次の入社まで2-3か月を要する。現職が少数の会社であったり、あなたの職務が専門職であったりする場合は、後任はすぐには見つからないことも多々あろう。そういうことを背景に、退職を慰留してくる可能性はある。

慰留ではなく、退職日をできるだけ後ろにずらしてほしいという相談もあるだろう。しかし、その場合でも退職を切り出した日を起算に2か月くらいを限度とするのが賢明であろう。なぜなら、次の転職先の企業が待っているからだ。あまりに待たせてしまうと、自分の立場を悪化させてしまいかねないので注意してほしい。

円満退職という言葉の響きだけに囚われて、現職だけに意識を向け過ぎないということも頭の片隅に入れておいてほしい。

②あなたのスキルが高いため
あなたのスキルが高くて慰留を受けるならば、ありがたい話だ。あなたは、もしかしたら大きな顧客を持っているかもしれないし、高い技術力やクリエイティブ力を持っている人材かもしれない。会社にとっては替えの利かない人材かもしれない。

しかし、この場合はむしろ積極的に慰留を断り、転職することをおすすめしたい。

あなたが抜けることで一時的に会社や所属組織はパワーが落ちるかもしれない。後ろ髪を引かれる思いもするであろう。しかし、あなたのスキルが高い人材がゆえに今の会社が手狭かもしれないし、組織が窮屈になっているからかもしれない

スキルが高い人に関しては、きっと人間/職場関係も良好なケースが多いだろう。自分の実力だけで今のパフォーマンスを発揮しているわけでもないであろう。しかし、努力してきたからこその「次」を見据えてほしい。

③現職社員のモチベーション低下を避けるため
外資系の企業で人の流動性を一定許容している会社でない限りは、社員の退職というのは会社にとってネガティブな情報だ。戦力は一時的に落ちるし、新たな採用コストはかかる。一人が辞めることで、退職の連鎖が起こってしまっては大変だからだ。

企業側の気持ちは分からなくもない。ただ、こういう時は、できるだけ波風立てずに穏やかに退職の話を進めて行くことが、企業に向けた唯一できる配慮ではないかと思う。


新しい職場への入社準備

入社前には、必要な書類や企業から指示された準備を整えよう。また、新しい職場での業務に備え、関連するスキルや知識を事前に習得しておくと良い。初日からスムーズに業務に取り組むための準備を整え、新しい環境でのスタートを切ることが成功の鍵である。

<当日までに確認・準備しておいてほしいこと>
・出社場所・時間の確認
・当日の身だしなみ・服装・持ち物の確認
・あいさつ・自己紹介文の用意

自己紹介のワンポイントアドバイス

自己紹介は後日の会話のきっかけ

入社して一番最初の仕事は自己紹介と言っても過言ではない。

そして、自己紹介を軽視するなかれ。なぜなら、自己紹介で少しでも覚えて貰えれば、後日、あの時○○の話をしていた△△さんだよねと話しかけて貰える可能性があるからだ。新しい職場でまだまだ知り合いや気を許せる仲間が少ない中で、知らない社員から声をかけて貰った時は、たったそれだけで心が軽くなるはずだ。

なので、少しでも良いから自分を覚えて貰える工夫をしてほしいと思う。

聞き手はあなたが話す内容を必死に覚えようと思って聞いてくれるわけではない。きっと、新入社員が自己紹介を促されるのは、毎月の定例全社会議や部署MTG、あるいは朝礼の合間などではないだろうか。そして、自分以外にも中途入社する人がいる可能性もある。聞く側としては、いきなり何人もの名前や顔、特徴は覚えづらいだろう。

決して芸人みたいに面白いことを言って自己紹介をしよう!なんてつもりはない。出身地に触れるだけでもいいだろう。後日同郷の人から声がかかるかもしれない。家庭を持っている人なら子供さんの人数などに触れてもいいだろう。後日、同じ子育て世代の人からきっと声がかかるだろう。

一番伝えたかったのは、自己紹介を大事にして後日のコミュニケーションのきっかけにしてほしい、ということだ。


自己紹介のアドバイス(業界未経験者向け)

転職ギルドマスターはこれまで長く転職エージェント/人材紹介会社に所属してきた。新しく社員が来るたびに色々な自己紹介を聞いてきた。その時にいつも感じたことがある。業界未経験の転職者はみんな同じ自己紹介をするな、、と。具体的にはこうだ。

「業界未経験で入ってきて右も左も分からなくて色々お聞きすると思いますが、一生懸命がんばります!よろしくお願いいたします。」

もちろん、決してこの自己紹介がダメというわけではない。ただ、聞き手とすればみんな同じような自己紹介をするので、聞き飽きている可能性がある。それであれば、少しでも自分を覚えて貰うためのちょっとした小話でもあった方が、よほど自己紹介としてはいいわけだ。

先にも書いた通り、自己紹介の目的は少しでも自分を覚えて貰うこと。そして、後日になんらかのコミュニケーションのネタになれば良い。きっと、後日忘れたころに「あー、〇〇さって確か出身が△△だったよね。昔、旅行でそこに行ったんだよね~」といって話しかけてきてくれるだろう。


転職成功ガイドを通して一通りの転職活動の流れを触れてきた。流れやポイントは掴めただろうか。どんな小さなことでも良いので、何等か役に立てればと思う次第だ。

20代-30代の若手社会人向け転職ノウハウを届ける転職ギルドでは、実践的で体系化された転職ノウハウをまだまだ徹底解説していくぞ。その他の記事もぜひ見ていってくれると幸いだ。

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