転職・面接ノウハウ

【2024年版】孫氏の兵法書から転職活動の勝ち筋を学ぼう!

孫氏の兵法書から学ぶ転職活動と面接対策

孫氏の兵法書から学ぶ転職活動

いきなりなんだけど、「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」という言葉、知っている人いるかな?この格言は、紀元前5世紀の中国春秋時代に書かれた「孫子」という兵法書の一節なんだ。内容は「相手を知って、自分を知れば、何度戦っても敗れることはない」という意味になるぞ。

この格言は、かのフランスの皇帝ナポレオンや、ドイツの皇帝ウイルへルム二世も、大事にしていたと伝えられるくらい、歴史上の人物にも大事にされた言葉なんだ。紀元前5世紀ってピンと来ないけど、日本だと弥生時代より少し前、中国だと三国志時代よりも更に700年くらい前の大昔の時代なんだよね。

この格言をどうして頭に入れておいて欲しいのか?その理由は、転職活動でとても活かせることができるからなんだ。

「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」という言葉を転職活動に置き換えてみよう。そうすると、「彼(企業や面接官)を知り、己(自分)を知れば、転職活動がスムーズに進む」という理解に通じるんだ。自分をしっかり見つめて、企業を研究して臨めば転職活動で失敗が減るということだね。

難しい格言を持ち出したんだけど、要するに、自己分析と企業研究をしっかりしようね、ということが言いたいわけ(笑)。でも、その具体的なやり方が分からずみんな苦戦しているんだよね。そして、転職ギルドでは自己分析と企業分析の仕方をしっかりと教えていくぞ。


転職活動に体系化したノウハウを

当メディア「転職ギルド」のギルドマスターが転職エージェントになってもう長いんだけど、この業界に入って最初に思い知ったことがあるんだ。それは、転職の仕方を教えてくれる普遍的な教科書がないということ。

転職騎士
転職騎士

確かに、小学校や中学校で転職の仕方は習わなかったな。そもそも働いてなかったしな。

もこは教科書があっても読めないニャ

もこネコ
もこネコ

そもそもで職業選択の自由という概念が生まれてからまだ日が浅いせいか、転職に関してこれを学べばいいという体系化された知識やノウハウがほとんどないんだよね。それゆえ、転職活動や採用で苦労している人はとても多い。そもそも転職活動に教科書がないから当然だよね。

そういう人達のために、このメディアでは転職ギルドマスターが習得してきた転職活動のノウハウを体系化して伝えていけたらと思うぞ。「体系化された転職活動のナレッジ・ノウハウ」を学び、よりよい転職活動をしてキャリア形成に役立てて貰えればと考えているぞ。


でも、自己分析や企業研究って何からすればいいの?

転職活動をうまく行うために、自己分析と企業研究をしっかりした方が良いことはわかった。でも具体的にどんなことをしたらいいんだろう。少しずつイメージを膨らましていってみよう。

自分のことを知る

・なぜ転職したいと思っているのか?
・きちんと自己紹介できるか?
・スキルや経験値を把握しているか?
・強み・弱みを把握しているか?
・キャリアビジョンは持っているか?

企業や業界を知る

・どのような業界の企業なのか?
・どのようなサービスを展開してるのか?
・どういった組織構成なのか?
・必須要件や歓迎要件、求める人物像は?
・面接でどのような質問をされそうか?

こうやって箇条書きにしてみると、ひとつひとつはそんなに難しくなさそうだよね。でも、自己分析なんてどうやってやったらいんだろうね。便利な自己分析のフォーマットでもあると便利なんだけどね。

それに、自分の働いている会社以外の業界や仕事内容なんて、調べるにしてもなかなかイメージが湧きづらいよね。どういう切り口で調べていけばいいんだろうか。


自己分析のコツは心理学の「ジョハリの窓」

さて、自己分析を具体的に進める前にコツを見ていこう。自己分析のコツはずばり、心理学の「ジョハリの窓」の視点を持って進めることだぞ。

ジョハリの窓とは、自己分析をおこなう際に使用する心理学モデルのひとつ。「自分から見た自分」と「他人から見た自分」の情報を切りわけて分析することで、自己理解をおこなう分析手法のことだ。

ジョハリの窓と盲点

上記の画像で理解はできるかな?右上の「盲点の窓」を見つけることが大事なんだ。自分の本当の強みや弱みって結構自分で理解できていないことが多いと思う。自分にとっては当たり前すぎることが案外と他人から見たら強みだったりするわけだ。

何を隠そう、転職ギルドマスターも若いうちは全然自分のことをわかっていなかったぞ。社会人になって20年も過ぎたころから、ようやく自分の特性(強みや弱み)なんかを理解し始めてきたぞ(汗)。

転職騎士
転職騎士

これ、わかる。自分なんて顔を仮面で隠しているから自分の顔すら見たことがない。

自分は「ねこ」ということはわかっているニャ。

もこネコ
もこネコ

自分で自分のことがしっかりとわからないと、履歴書・職務経歴書もまともに書けないよね。面接でもどういうアピールしていいか、どんなレベルの会社を受けていいのかわからないし、面接対策もままならない。

しっかりと自分と向き合っていかなきゃなんだね。心理学で言うところの、「ジョハリの窓」の視点を持ってしっかり自己分析を進めて行こう。この場では、自分でも気づいていない自分の特性も含めてしっかり抑えないといけない、そう理解しておいてくれれば大丈夫だぞ。


企業分析のコツは3C分析

企業分析って何からしたらいいか何気にわからないよね。別のページでより詳細に話して行こうと思うけれども、企業分析は「3C分析」の視点を持って進めていくと、理解が深まりやすいぞ。「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」の彼(企業)を知ることで、選考を通りやすくするわけだ。

3C分析は商品企画やマーケティングの方、新規事業や経営企画などを経験したことがある人なら一度は耳にしたことがあるはずだ。Comlany(自社)、Customer(顧客・市場)、Competitor(競合)の頭文字3つを取って3Cと言っているぞ。

具体的には、選考を受ける企業がどんなサービスをしていて、どんな市場で勝負をしていて、競合はどんな会社があるのかを調べていこう。

■自社(Company)
・どんなサービスを展開しているか
・事業モデル
・経営理念・戦略

■顧客・市場(Customer)
・業界の状況
・顧客が求めているもの
・市場の成長性

■競合(Competitor)
・どんな競合他社があるか
・競合商品や売れ行き
・競合の業界でのポジション

自己分析と違って、企業分析に関しては選考を受ける企業の数だけ調べないといけいないけれど、自分が働く可能性がある会社であればやはり最低限は調べたいところだよね。何より、一生懸命調べればその会社の良い所も見えてくるから、選考への熱意もまた大きく変わってくる可能性もあるしね。逆に調べた結果、自分には合わないと思ったら、それはそれで有意義だったと言えるよね。


転職活動での応募数目安

転職活動ってなかなか簡単じゃないよね。実際に転職を終えるまでに何社くらいの応募が必要なんだろうか。

転職ギルドマスターが勤めていた前職のエージェントの場合は、それこそ自分の年齢分は応募しましょうという話をしていたぞ。複数内定を取って、そこからより良い会社を選んで欲しいという理由からだ。20代なら20社、30代なら30社、40代なら40社、50代なら・・。

とはいえ、自分の年齢分の応募はさすがに多いかな(笑)。下記に、年代別の書類選考応募数を逆算してみたぞ。下記の表は、内定を2件取りたい際の必要書類選考数なので注意してくれな。

お勧めの書類選考応募数

書類選考に必要な応募数の目安は、20代なら20社、30代なら23社、40代なら27社、がおすすめだぞ。あくまで目安ではあるけれども参考としてくれれば幸いだ。

書類選考通過率は上記表よりも低い人もいるだろう。ただ、求人票の必須要件なんかを丹念に見て応募していけば、ある程度、上記の書類選考率近くにはなるんじゃないかな。一次面接通過率と最終選考通過率は、これまでの転職ギルドマスターの経験則や見てきたデータからズバリで書かせて貰ったぞ。

転職って実にさまざまな因子が絡み合っているから、本当に一発一中の転職は難しい。転職したい人の年齢、学歴、マネジメント経験の有無、業界知識、経験レベル、年収だったり、そのほかにも、企業側の採用ニーズや他の候補者の選考タイミングも影響してくるしね。

そんな思い通りにならない転職活動でも、しっかりと体系的に考えて、適切な準備をしていけばきっとうまく行くことができるよ。「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」という言葉を念頭に入れて、これからしっかりと準備をして行こう。

これから何度も顔を合わして、一緒に切磋琢磨しながら頑張り、その先のキャリアを一緒に考えて行こう。長い付き合いになるかもしれないけど、お互いで勇気づけながら頑張っていこう。


20代-30代の若手社会人向けの転職ノウハウメディア「転職ギルド」では、実践的で体系化された転職ノウハウを徹底解説していくぞ。気になる記事があればぜひいろいろと見ていってくれると幸いだ。

-転職・面接ノウハウ