転職・面接ノウハウ

面接の緊張は不要!企業と求職者の関係は対等です (^_^)ノノ

面接の緊張は不要です!企業と求職者の関係は対等です (^_^)ノノ

面接は誰しもが緊張します。むしろ、緊張しない方がおかしいですよね。

もし、緊張を和らげる方法を知っていれば、落ち着いて面接に臨むことができます。この記事では、面接での緊張を和らげ、自然体で自分をアピールできるようになるための5つの方法を紹介します。

企業と求職者の立場は対等になりつつある

まず、緊張を回避する方法の話をする前に、「そもそもあまり緊張しなくてもよい」という話をさせてもらいます。

なぜなら、企業と求職者の立場は対等になりつつあるからです。企業の方が求職者より圧倒的に立場が上だった時代は終わっています。

しかし、企業と求職者が対等な立場と言われてもピンとこない方も多いでしょう。そのため、下記3つの根拠をご覧ください。

人手不足時代

近年、多くの業界で人手不足が発生しています。AIが少しずつ普及し始め、人余りが起こるかと言えばそうではなく、むしろ「人手不足倒産」が起こっています。

帝国データバンク「人手不足倒産の動向調査」より引用

帝国データバンクの調査によると、従業員の退職や採用難、人件費高騰などを原因とする「人手不足倒産」の件数は、2024年度上半期(4-9月)で163件に達し、年度として過去最多を大幅に更新した2023年度をさらに上回る、記録的なペースで急増しているそうです。

日本全体の人口が減り、働き手が減り、企業は人材確保が難しくなってきています。求職者側の立場が以前より強くなってきている事実を頭に入れておくべきでしょう。

企業も丁寧な採用を始めている

企業も、採用活動が自社の成長や成功に直結する重要な要素であると理解しています。これは求職者側にとっても有利な点です。

ただ単に応募者を「選別」するだけでなく、応募者が企業に対して魅力を感じるように努めることが多くなってきています。「選ばれなければならない」というプレッシャーを感じすぎる必要はありません

例えば、一次面接の際に会社説明をしっかりしてくれる企業もあれば、面接前に企業情報を整理して求職者に送ってくれる企業もあります。

統計データがなくて恐縮ですが、筆者の経験では採用の現場で圧迫面接という言葉を聞かなくなったとも感じています。これも、企業と求職者の立場が近づいてきている表れなのではないかと考えられます。

企業もたくさんスカウトを打っている

ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトなどを使っている人は分かると思いますが、実は企業は見えないところで求職者にたくさんスカウトを送っています

公式HPに求人を掲載し、求人サイトに求人を掲載するだけでは求職者が集まってくれないからです。筆者は転職エージェント経験が長いのでわかるのですが、人気企業であれば人気企業であるほど、求職者に(面談しませんか?という)スカウトを打っています

昔:求職者→企業(求職者が企業へ応募する)
今:求職者⇔企業(相互に声を掛け合う)

一昔前までは、企業から求職者へアプローチする手段がありませんでした。しかし、今は違います。相互にアプローチする土壌ができており、お互い対等に近い立場を築きつつあるのです。

なぜ緊張してしまうのか?

ここまでは、求職者と企業の立場が対等になりつつあるので、「あまり焦らなくていいですよ」、という話をしてきました。

次に、なぜ面接で緊張してしまうのか、その原因を探ってみましょう。緊張の原因を理解することで、それに対処するための具体的な対策を取りやすくなります。

選ばれる立場と思い込んでいるから

面接は、どうしても「選ばれる側」という意識が強くなりがちです。そのため、相手にどう見られているかを気にしすぎて、緊張が高まってしまいます。

しかし、面接は自分の価値を評価される場であることは確かですが、同時に「お互いを知る場」でもあります。この点を理解するだけで、少し気持ちが楽になるはずです。

上述の通り、今の時代は企業と求職者の立場は対等に近くなりつつあります。こちら側からも「選ぶ権利がある」ことをまずは頭に入れましょう。

面接に慣れていないから

面接は普段の生活では経験しない特別な場面です。そのため、大多数の人は面接に慣れていません。緊張感が高まって当然です。

特に初めての中途面接や久しぶりの面接では、そのプレッシャーを感じやすく、うまく自分を表現できないことも多いでしょう。1社か2社でも事前に面接を受けることができれば、格段に慣れることができます。

極端な話、落ちても良いのです。むしろ落ちることで選考慣れもします。無理ない範囲で場慣れもしたいところです。

準備不足だから

面接で緊張する理由の一つに、準備不足も挙げられます。

十分に準備ができていないと、自信を持って自分をアピールすることができず、不安や焦りが生まれてしまいます。逆に、しっかりと準備を行うことで自信がつき、緊張が和らぎます。

選考の場で確認される内容はいくつかのパターンに分かれており、事前に対策を取ることで8-9割方は焦らずに対応できるようになります。

面接で緊張を回避する5つの方法

さて、ここからが本題です。

面接の緊張を回避するために効果的な5つの方法を紹介します。緊張してしまうメカニズムを逆手に取って、単なる心構えではない、緊張を緩和するための対策を進めて行きましょう。

スカウトを受け取る

近年、スカウトを利用した採用活動が増えています。企業からスカウトを受け取ることで、「自分は求められている存在なんだ」と自信を持つことができます。最も代表的なのがビズリーチでしょう。

スカウトを受けることで、企業から選考される立場だけでなく、企業を選ぶこともできる立場にあることを実感できます。心理的な余裕が生まれ、面接に対する緊張感を和らげることができるでしょう。

自分の希望に沿った企業からスカウトが来なくてもよいのです。企業と自分の立場の距離を少しでも近づけることが目的です。

面接の場数を踏む

面接に慣れていないことが緊張の原因である場合、経験を積むことが一番の解決策です。

複数の企業の面接を受けることで、自然と面接慣れし、緊張することが少なくなります。面接を重ねることで、自分の話し方や受け答えのスタイルが洗練され、自信を持って臨めるようになるでしょう。また、模擬面接を行うことも、緊張を和らげるための有効な手段です。

いきなりすべて慣れなくてもよし、まずは笑顔で話せるようになる、面接中に頭が真っ白にならないようにする、何か一つでも良いので慣れて行ければいいでしょう。

選考の選択肢を増やす

「この面接に落ちたらどうしよう」という不安が緊張を生む原因の一つです。であれば、選考の選択肢を増やしておくことで、一つの面接に対するプレッシャーを減らすことができます。

選考の選択肢があれば、「落ちても次がある」と心に余裕を持つことができ、緊張を和らげることができます。重要なのは、「特定の企業だけに依存しない」という選択肢を持つことです。

尚、転職先を決めるために必要な平均応募数は「15~20社」なので、頭に入れておいてもらえればと思います。面接まで進む企業は累計で4-5社はあると安心です。

事前準備をしっかり行う

事前準備は、面接の成功において欠かせないステップです。企業研究をしっかりと行い、志望動機や自己PRを整理しておくことで、面接時に自信を持って話すことができます。

準備が不十分だと、面接中に焦りや不安が増し、緊張が高まる原因となります。逆に、しっかりと準備をしておけば、自然に話せるようになり、リラックスした状態で面接に臨むことができます。

商談に臨むと考える

面接を「試験」として捉えるのではなく、「商談」として考えることで、緊張が和らぎます。

商談は、双方が情報を交換し、相互のニーズを満たすためのコミュニケーションです。面接もこれと同じく、応募者が企業に自分を売り込み、企業は自分の魅力を理解してもらう場です。つまり、面接は「お互いに納得するための場」であり、片方が一方的に評価される場ではありません。この視点を持つだけで、自然体で臨むことができます。

まとめ

面接で緊張するのは誰にでもあることですが、いくつかの方法を取り入れることで、その緊張を和らげることができます。

面接を「商談」として捉え、企業と対等な立場で話すことを心がけると、緊張感が軽減され、自然な自分をアピールできるようになるでしょう。また、事前準備をしっかりと行い、面接に慣れることで、自信を持って臨むことができます。

緊張を感じすぎることなく、リラックスして自分の強みを伝えられるようになるために、ぜひ今回紹介した5つの方法を活用してみてください。結果的に、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に自分の魅力をしっかり伝えることができるでしょう。

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