履歴書・職務経歴書

CRMマーケター|職務経歴書の作り方とフォーマット。人事と面接官との最適なコミュニケーション設計を。

CRMマーケターの職務経歴書の作り方

当ページでは、CRMマーケター / CRMディレクターの魅力的な職務経歴書の書き方を解説します。

CRMはマーケティング職種の中でも、高いスキルや経験を有します。しかしながら、広告運用などの職種と比べて、どのようなアピールをしていけば迷っている方も多いでしょう。

そんなCRMマーケター方のために、スキルや経験を最大限生かせる職務経歴書の作成ノウハウをお伝えしていきます。

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CRMマーケターが表現すべき職務経歴書

CRMマーケターの職務経歴書の作成においては、下記3点が見て取れるように書き進めていくとよいでしょう。

・誰に
・どのようなアプローチを行い
・LTVをどうやって増やしたのか

なぜなら、CRMの目的は、顧客一人ひとりに適切なアプローチを行い関係を充実させ、LTV(顧客生涯価値)を最大化して利益向上を図る、ことだからです。CRMのミッションをどのように達成してきたのかを表現できれば、自ずと魅力的な職務経歴書ができあがります。

職務経歴書を書き始めるとどこに焦点を当てたらいいか見失うこともあるでしょう。その場合は、「誰に、どのようなアプローチを行い、LTVをどう増やしたのか」という視点に立ち戻って、CRMマーケターのあるべき職務経歴書を見据えて作成を進めてもらえればと思います。

職務経歴書の参考例

※PDF中の「👉Point」は、下部の職務経歴書の書き方のポイント5点を参照ください。

職務経歴書の書き方のポイント5点

職務要約

職務要約はできるだけ簡潔に、かつ、自分の職務や経歴全体をうまく説明できるように書きましょう。

文字数の目安は「200~300文字」くらいに留めるのが良いでしょう。人が1分で話す文字は「300文字」と言われています。職務要約は長くなり過ぎると冗長なイメージを与えてしまいますので、書き過ぎに注意したいところです。

活かせるスキル・経験・知識

活かせるスキル・経験・知識は、自分を俯瞰して「箇条書き」にするのがおススメです。コツは、「自分の経験が最大公約数になるイメージ」になるように書き出すことです。下記のような順番で書き出してみるといいでしょう。

メインミッション

マーケティングの経験手法

利用ツール

ユーザー属性

MAツールなどの運用やメール配信といったスキルの詳細だけでなく、CXデザインやLTV向上など本来の職務のミッションも書き忘れないようにしましょう。CRM経験者からすれば当たり前でも、書いてあると書いてないとでは、職務経歴書の見え方は大きく変わってきます。

職務内容

職務内容に関しては、「主な職務内容」と「職務内容の詳細」と2つの粒度に分けて記載をしましょう。

なぜ、主な職務内容と職務内容の詳細で分けて書くのかというと、職務内容の詳細だけだと、スキルの羅列となってしまい、どのような役割を担ってきたのかが不鮮明となってしまうからです。その結果、作業者としての印象しか見て取れない職務経歴書になってしまうのです。

そうならないように、主な職務内容は、粒度を大きくして担当職務のミッションを分かりやすく書くのがいいでしょう。

主な実績

CRMマーケターは職務内容が多岐に渡るため、どのような実績をアピールしたらよいか迷うかもしれません。

その場合は、下記を参考に普段の職務内容でアピールできるポイントを記載してみてください。その際は、できるだけ実績数値を添えるようにしてください。

  • LTVの最大化に関する実績
    売上に関する、最もアピールしやすいポイントです。リピート率向上、顧客単価向上(クロスセル / アップセル)などをアピールするといいでしょう。
  • ユーザーコミュニケーションの設計
    ターゲティングとペルソナ設計、カスタマージャーニーの設計、マルチチャネル戦略の構築など、ユーザーコミュニケーションの設計をした実績をアピールしましょう。
  • 各種CRM施策の実施と結果
    実際のアプリの運用設計やLINE、SNSを使ったキャンペーン、メールマーケティングの実務経験も立派なアピール内容となります。どのようなチャネルでどういう施策を行い、どういう成果を出したのか丹念に記載をしましょう。
  • 顧客情報(データ基盤)に関する職務
    CRMではいかに顧客情報を適切に管理し、顧客情報を分析し、レポーティングできていたかもアピール内容となります。データ基盤周りで何かしらアピールできる内容があればそちらを記載しても大丈夫です。
  • MAツールの導入経験
    実は、MAツールの導入経験も立派なアピールできるポイント(実績)となります。プロジェクトマネジメント、要件整理等。データ連携等高度な知識が求められるからです。MAツールの導入経験がある人は、堂々と記載をしてもらえればと思います。

自己PRの参考例

自己PRに関しては、職務内容や実績で書ききれなかったエピソードなどを積極的に記載していきましょう。

マーケティング領域に関わる内容でアピールするのがおすすめです。もちろん、マネジメント経験など、マーケティング領域以外で書きたい内容があればそちらを書いて大丈夫です。

尚、下記は自己PRを考える際のきっかけになればと思って、「切り口」を洗い出してみました。書きだす前の整理に利用いただければ幸いです。

<自己PRの参考例>
・リピート率の向上
・顧客単価の向上
・クロスセルに関するエピソード
・アップセルに関するエピソード
・NPS
・アンケート設計
・ユーザーコミュニケーションの設計
・ターゲティングとペルソナ設計
・カスタマージャーニーの設計
・マルチチャネル戦略の構築
・アプリの運用やLINEやSNSを使ったプロモーション経験
・顧客情報(データ基盤)の管理、設計
・MAツールの導入経験
・大規模なユーザーの経験
・キャンペーンの最適化と成果向上
・マーケティング、統計に関する知識
・競合分析と市場調査の経験
・顧客ロイヤルティプログラムの設計と運用
・カスタマーサクセスやカスタマーサポートとの連携


以上で、「CRMマーケター|CRMマーケター|職務経歴書の作り方とフォーマット。人事と面接官との最適なコミュニケーション設計を。」の内容は終わりとなります。

・誰に
・どのようなアプローチを行い
・LTVをどうやって増やしたのか

こちらの3点を抑えて作成すれば、きっと人事や面接官から目に留まる魅力ある職務経歴書ができあがるでしょう。自身で納得のいくものを作成いただければと思います。

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